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第32章 帰還

　男たちはその瞬間を見逃すまいと、固唾をのんで柚子の有様を見つめる。

　それが近いことを悟り、ヒョットコの男が柚子に挿さったバイブとローターを一気に最大の強さに調整する。

　「！！ぁぁあぁんぁがぁっ…」

　バイブの変化に身をよじったところへ、ロウが一気にボタボタボタと数滴垂らされた。

　「ひがぁっ！…ぁﾞぁﾞぁﾞっ…」

　ガクガクと大きく揺れ始める柚子に、千鶴がとどめの一撃を与えた。
　下からすくい上げるように、柚子の胸にこれまでにないほどに激しくムチを入れたのである。

　ビチィッ！

　「っがっ…ぁﾞぁﾞぁあっ…ぃぎっ…ぐっ……ぁ！ぎぃぁっ…ぁがっ…ぐっ…ひぐっ！…ひぃぐっぅ！！」

　その痛みと共に、ついに柚子は絶頂に達した。


　極めて古典的、そしてアブノーマルな責め苦は、柚子の精神を完全に融かしきって、完全な快楽の海に漬け込んだのである。
　ガクガク、ビクビクと全身をあらゆる方向に痙攣させ、柚子はブランコのように吊られた体でぶらぶら揺れた。

　そして揺れながらも、その痙攣は止まらず、また例によって股間からビシャビシャと尿を漏らし始めた。

　そんな限りなく淫靡で美しい柚子の姿に、男たちのうちの何名かは柚子と同時に精を吹いた。
　勢いよく下から上に吹き上がった精液の一部は、柚子の胸や顔に降りかかって柚子の中にそのかぐわしい香りをも注ぎこむ。

　ああ…ざぁめんもぉ…きたぁ…