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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第32章 帰還
 真っ白になった頭の中で、柚子は降りかかる精液を感じてその絶頂感をさらに高めていった。
 薄く開いた瞼の奥で白目を剥き、よだれをボトボトと垂らしている柚子の表情は、男たちを感動させる。

 「すごい、ですね。これだけ痛めつけられてもそのすべてを快楽に転換してしまった。」
 「特に調教という行為をしたつもりもないがな。やはりそういう血なのかもしれない。」

 「ぁ゙はぁ……ぅふはぁぁ……ぅうっはぁ…」

 柚子は荒く深い呼吸をしながら揺れ続けた。大きな揺れの中に時折小さな痙攣がピクピクと混ざる。
 男たちは自然と揺れる柚子に手を触れることなく、そのまま揺れるに任せ観察を続けた。

 「どうですか。もう一回いけますかね。」
 「まだ前の穴を使っていないからな。そっちを使ったらすぐじゃないのか?」
 
 その言葉をうけて、ヒョットコ男が壁に下がった時計に目をやった。

 「うーん、もうダメです。そろそろ降ろさないと危ないですね。」
 「そうか。残念だが、続きは降ろしてからだな。」

 続き…まだ…まだ続きがあるのね…

 朦朧とした意識の中で、終わりの見えない宣言を耳にした柚子であったが、体にはまだ余力があるように思えた。
 なにより、まだ大事なところに何も貰っていないのだ。

 痴呆のように力を失った表情の向こう側で、柚子の中に今一度灯が灯った。
 
 
 
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