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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第32章 帰還
 右手で竿の部分を握りこみ、左手は陰嚢の下に添えられた。
 しかし握りこむといっても、柚子の小さな手ではその外周に指は回りきらない。

 「…ああ…やっぱり…すごく大きいちんちん…太くて…熱いの……でもなんで…袋は冷たい…」
 「それはな。そこには精子…ザーメンが溜まっているだろう?精子は熱に弱いから、袋は冷たくなるように神様が工夫したんだ。」
 うっとりとペニスを眺め、そして手を添えている柚子に興奮を覚えつつ、フクロウ男は、そう解説した。

 「ぁン…なんか…ピクってしたぁ……そうなんだ…ザーメン、そんなに弱い子なんだねえ。」
 「だが、柚子ちゃんの中では、その威力を発揮する。」

 「そうねえ。先生の精子はいっつも特別濃いですものねえ。柚子ちゃん、大丈夫だっておっしゃってましたけど、これだけ沢山の殿方様の精子を注がれてしまったのだから、本当に妊娠してしまうかもしれなくてよ?」

 千鶴はニコニコとしながら恐ろしいことを言う。それで柚子のおびえる反応を見たいとでも思ったのかもしれないが、すでに子宮の閉じられている柚子にとってはそれは全く心配の範囲外である。

 「ぅん…いいの……大丈夫…」
 
 柚子はそのことを千鶴たちに告げることはしなかった。ひょっとしたら、自分を妊娠させるかもしれないと思うことに、男たちが興奮しているであろうことはわかったし、今それを告げることで場の空気が変わってしまうことを恐れたからだ。
 
 だから、その柚子のセリフは当然のように男たちを誤解させ、更なる期待と喜びをもたらした。
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