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第32章 帰還

　その肩口から血が流れ、周囲の男たちをギョッとさせたが、フクロウ男はそれを意に介さずそのままビクビクと細かく痙攣し始めた。

　柚子の中での射精が始まるのである。

　フクロウ男は今日はまだ一度も射精していない。しかし昼からの柚子の痴態はずっと目にし続けてきていた。そうした興奮状態の中で、彼の睾丸には一日かけてたっぷり準備された精子が溜め込まれていた。

　「うっ、なんか…先生の袋が痙攣している…」
　「こ、これ、大丈夫なのか…」

　柚子の奥とフクロウ男の精巣は直接パイプラインで繋がっている。
　そしてバルブが開けば、ペニスの先の小さな割れ目から、ぶりゅぶりゅと濃いゼリーがあふれ始めた。

　周囲の心配をよそに、柚子はその注入を受ける感覚に酔う。

　「あﾞあﾞあﾞぁﾞーーーっぎっ…ぎだぁ…ぁあああっ…ざっ…めっ…んんぅーーーーっくぅっ…ぅぁっづぃっ…あづぃいぃ…」

　睾丸の中から産出される精は、そのままパイプラインを通じて余すことなく柚子の中に供給されていく。
　壊れたようにバルブは開放され続け、ゼリーは連続的に柚子の中に送り込まれる。

　そうして柚子の内側はあっという間に隙間なく男の精で埋め尽くされていった。


　もし柚子の子宮がまだ閉じられていなければ、その中も間違いなくこの男の精子で満たされてしまっていただろう。

　「あﾞっ、あっ…まっ、まだっ…とっ…まらない…どんどんくるぅっ…ぁひぃ…」