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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第32章 帰還
 男たちは改めて柚子のほうに目をやると、その姿を舐めるように眺めまわした。

 ここまでの激しい動きで全身の赤いロウはほとんど剥がれ落ちてしまっていたが、その熱によって柚子の白い肌には真っ赤な斑点が無数に散らばっている。そして同様に全身を覆いつくしていた精液もすでに透明に透き通って、柚子の体を艶々と光らせていた。

 フクロウ男のほうは未だ脂汗をながしながらハアハァと荒い息で放心状態であったが、一方の柚子はといえば、同様に息を荒らしてはいてもどこか満足げな表情で身体にまとわりついた精液を指で拭っては眺めている。

 これをもし勝負と呼ぶのであれば、それは柚子の勝利といえるだろう。

 「柚子ちゃん、先生はあんな有様だけど…柚子ちゃんは大丈夫なのか?」

 ウルトラマンのマスクの男がしゃがみこんで心配そうに柚子に問いかけた。

 「…ぅん…ぁはぁ…ぅん…わ、わからない…けど…大丈夫かな…」
 「なら、いいけど。はたから見ててもハラハラするくらいに激しかったからなぁ…もうこのまま休んだほうが…」


 「ぇ?…あたしなら…まだ…だいじょうぶ…だよ…」

 その柚子の言葉に男たちは思わず顔を見合わせた。
 大丈夫、とはどういう意味なのか…その意味は一つしか考えられなかったが、しかしそれが柚子の幼い容姿と整合しないのだ。

 本当に、大丈夫なのか?という空気で視線は千鶴に集まる。
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