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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第32章 帰還
 「ちょっと出かけてくる。」
 「仕事?」
 「ああ。明日の会議で使う資料を少しまとめておきたいんだ。」
 「そんなの家でやればいいのに。」
 「…華が近くにいるだけで…どうしても気が散ってしまう。」

 そう言ってお父さんは私のおっぱいに手を当てて、さわさわと撫でまわした。

 「ぁんっ、エッチっ…んーもぅ。まあそういうことなら仕方ないね。」
 
 時間はもう3時を過ぎたころだったか。お父さんはそんな感じで家を出て行って、そのまま夜まで帰ってこなかった。
 

 そしてもう辺りが大分暗くなってきた頃、入れ替わりのように柚子が帰ってきた。
 ちょうど私も買い物に行こうとしていたところだったから、玄関先で私たちは鉢合わせになる。

 「あ…お姉ちゃん…ただいま…」
 「お。お帰りなさい…ちゃんと、帰ってきたね…」

 「帰ってこないほうがよかった?」

 「そんなこと言ってないじゃん。ちょっとは心配してたんだからね。…なんか…随分楽しんでいたみたいだったけど。」

 「え…どういうこと?」
 「動画…送られてきた。」
 
 「そうなの…そっか…見られちゃったんだね。…ま、いいや。」

 柚子はそれ以上話すことはない、といった雰囲気で、キャリーバッグを持ち上げて私の脇を通り過ぎようとした。

 なんだか、旅行に出る前の柚子とは少し違った空気を持っている。

 少しも悪びれた様子はなく、むしろ私を責めるようなトゲトゲした感触すら含んでいるみたい。
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