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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第33章 平穏と、それから危機


[12月5日] 娘のプライベート日記


 今日はもう金曜日。週末になっても、お父さんの体調は回復しない。
 さすがに5日も高熱が続くなんて異常だ。

 これまでに2回ほどお医者さんに連れて行ったけど、点滴をしてくれるくらいで原因はわからない、というのは変わらなかった。

 お薬を飲むと一気に熱が下がるんだけど、効き目が切れるとまた熱が上がる、今日までずっとそれを繰り返していた。
 熱が出ている間はものすごい汗をかきながら、ほとんどの時間眠っている。

 ベッドの脇でおかゆを食べさせてあげる時くらいしか、会話もできない。 

 「お父さん…ほんとに、どうしちゃったの…」
 「俺だって聞きたい…もう一生治らないんじゃないかって、気までしてくるんだ…」

 そんなふうに言われると、本当にそうなんじゃないかって思っちゃって、泣きそうになる。

 「やだよ。そんなこと言わないで…どこも悪くないんだから、治るよ…」

 そして柚子はもうすぐ10時になろうかってのにまだ帰ってこない。
 先週からずっとこんな感じだ。お父さんがずっとこんな状態だっていうのに、好き勝手して。いらつく。

 私たちが柚子を虐待しているんだなんて、言うけれど…柚子のほうだって私たちと話そうとしない。いや、もう会うことすら拒否してる感じだ。
 
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