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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第33章 平穏と、それから危機
 お父さんがまた眠ってから、一人になった私は、今日の昼間ヨウコに聞いた話を思い出していた。
 ヨウコは人気のない場所に私を連れてって、そして切り出した。

 「あのね、気ぃ悪くしないで…噂っていうか、実は私も見かけたんだけど…」
 「噂?なんの…」
 「ホテルから、出てきたっていう…その…援交じゃないかって…」
 「ぇえっ!?わ、私、そんなことしてない!」

 お父さんとは一時期、頻繁にホテルに通っていた。そこを見られていても不思議はなかった。見られても、別にいいって、思ってた。
 だけど、援助交際だなんて心外だ。だから私はヨウコに反論しかけた。けれども。

 「違うの。そうじゃないの。」
 「違う?」

 「柚子ちゃん…のことなんだよ…」
 
 私の悪い予感、というか、もともと半分くらいそうじゃないかって、思っていたんだけど。
 実際に何人も目撃者がいて、それで噂になり始めてるなんて聞いてしまったら、もう確信するしかない。
 やっぱり、という思いをヨウコに悟られないように、私はびっくりした表情を見せて、ウソ、そんなのウソでしょって、言った。

 ヨウコによれば、目撃情報によってそれが親みたいな年のおじさんだったり、大学生くらいの若い人だったりと、みんなバラバラで、だから援助交際なんて話になっているんだと教えてくれた。
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