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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第33章 平穏と、それから危機
 これ以上噂が広がらないうちに、早くやめさせたほうがいいよ、自分が見たことは誰にも言わないから、とヨウコはそれ以上は語らなかった。

 あーあ…ついにそこまで来ちゃったか…と私の心は沈んだ。
 きっかけがあの沖縄旅行であることは間違いない。自分で、需要がある、なんて言ってたもの。
 
 柚子の裏切りから始まったことではあったけれど、沖縄があんなことになってしまったのには私も責任を感じていた。
 だけど、何かに目覚めたような部分は柚子の本性だとも思える。
 そういや、柚子の乳首には本当に穴が開いてるのかな…冷戦状態になっちゃって聞くチャンスもなくなっちゃってたけど…

 そこまで考えたところで、柚子は帰ってきた。

 「柚子…あんた今日も遅くて、どこ行ってたの?」
 「…なんで?なんで今更そんなこと聞くの?最近ずっとこのぐらいじゃん。」
 「だから、その最近、何してるのって聞いてるのよ!」
 「なによ!いいじゃん、何だって。別に迷惑かけてないでしょ!」

 その態度に、私はついに怒りをぶちまけてしまった。

 「迷惑だよ!!妹が援交してるって、噂になってて!!いい迷惑だよっ!!」

 瞬間、柚子の表情は血の気が引いたようになったが、それでも柚子はすぐに表情を戻して、つぶやくように言った。

 「…ふ、ふん…そんなの…言わせておけばいいんだ…」

 その反応はもう認めたのとおんなじだ。

 「ど、どうなのよ…本当なの?…はっきり言いなさいよ…」
 「援助…なんて目的じゃないから……お金は向こうが勝手にくれるだけだよ…」
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