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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第33章 平穏と、それから危機
 その瞬間、私は思いっきり柚子の頬をひっぱたいていた。
 バチーンという音が玄関に響く。

 「いったーーーぃ!なっ、なにすんのよっ!!」

 「あんただって、普通の体じゃないんだからっ…すっ、少しはそういうのも考えなさいよっ…」
 「考えてるよ!ぜんっぜん大丈夫だから!最近はつわりもおさまったし、それに…私はこの子に守られてるって部分もあるんだから!」

 柚子はお腹に手を当てて、そして驚くようなことを言った。
 つまり、もう妊娠してるんだから、誰にどれだけ中出しされても平気なんだ、とそんなことを。

 「ばっ、ばっ、ばっっっかじゃないの!?」
 「なっ、なによ!バカっていうほうがバカだよ!だいたいお姉ちゃんが私をそんな風にしたんじゃないかあっ!!!」

 そういうと柚子は顔を真っ赤にしてつかみかかってきた。

 「わ、ちょっ!やめ、やめなさいよっ!」

 前みたいに突き飛ばすわけにもいかなくて、私は柚子に押し倒おされそうになる。

 しかしその直後。
 私の両腕を掴んだまま、柚子はズルズルと崩れ落ちていった。

 「あっ…あぃ、痛っ…たたたっ…っーたぃ…お、おなかが…いた…ぃ」

 そして柚子はお腹をおさえて、その場にうずくまってしまった。
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