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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第34章 どうなっちゃうの?
[12月6日] 風景:病室
「あ、柚子…起きてたんだ…おはよ…。いま、何時?」
「7時半くらい。」
柚子の寝る病院のベッドの上に臥せって眠りこけていた華は、身体を起こすとググーと伸びをした。
「もうそんな時間かぁ。どう?調子は。」
「今はもう痛くない。…お、お姉ちゃん…あの…」
「うん。心配しなくていいって。よかったね。」
「そっか。ありがと。…ふう。」
「なんかね。大事な時期なのに無茶しすぎたでしょって、先生おっしゃってました。」
相部屋だからあまり具体的な話はできない。だがそんな言い方でも、柚子には十分伝わった。
「うん…そうだね…反省してるよ……ホント、怖かった……」
柚子は昨晩の気持ちを思い出し、少し涙を浮かべる。
「あとちょっと、ストレスの影響もあるかもねって。それは、私にも責任あるかなぁ…」
「…ストレスっていえばさ…パパ、大丈夫なの?」
「やだ、なんでそんな連想のしかたするのよ…」
柚子にしてみれば、父と姉との関係がストレスの根本原因であることは明白である。
それは華にもわかっていたことだが、ストレスという言葉と直接結びつけられたことに良い気はしなかった。