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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第34章 どうなっちゃうの?
[12月6日] 娘のプライベート日記
朝、柚子のベッドの脇で目を覚ますと、柚子は私より先に起きていた。
相部屋だし、あまり込み入った話はできないので、少しだけ話をしたあとは気まずい沈黙が続いた。
そんなところへちょうどよく先生からの呼び出しがかかったので私は病室を離れる。
昨日は、一晩だけ入院しておこう、みたいな話だったのに、この土日は念のために入院させておいたほうがいいでしょう、という話だった。
状態が悪いのかとしつこく聞いたけれど、特に大きな心配はないよというだけで先生は笑った。
「基本的にはね、体力もあるし大丈夫だと思いますよ。ただ、まだ安定期には入ってないから、急変とかが無いように様子を見ておいたほうがいいというだけです。」
心配はないというけれど、それでも退院させてくれないというのは一抹の不安が残る。
「それと。この先は引き返せないところまで来ちゃうけれど…本当にいいんだよね?」
12週を超えると、妊娠も初期から中期に入り、危険も増すし法的にも厳しくなる、とそんなことを先生は説明してくれた。
しかし、その選択肢は今更なかった。
それは、先ほどの柚子の様子を見ていても明らかだ。
だから、
「はい。大丈夫です。本人もそんなことは望んでいません。」
と私は言い切った。