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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第36章 ほのぼのレイプ ~ B面
 「まあでもさ、私がうちに戻ったら、もう少し気を遣ってよね。時間とか場所とか考えて…」
 「わかったよ。わかったからそのことはしばらく言わないで。」

 それでも明るく私とお父さんのことに触れてくる柚子に、ちょっといらだちを感じて、私は言葉をかぶせるように話を遮ってしまった。
 当然、柚子はきょとんとした顔になって、少し心配そうに私の目をじっと見る。

 「…どうした?何かあったよね?」
 「…大したことじゃないよ。ごめんね。気にしないで。」

 昨日あったことを、柚子に話すわけにはいかない。
 私は柚子にも隠し事が出来てしまった。

 こうやって、解決していない隠し事がどんどんと増えていく。
 しばらくの間は柚子に足を見られることすら気を付けないといけない。

 柚子が吹っ切れたように明るくなったのは喜ばしいことなんだろうけど、私が抱えているこの黒いカタマリを知らずにあっけらかんとしている様子をみると、それはそれで腹立たしい気分にもなってしまう。

 そしてそこへ追い打ちをかけるように、スマホがブルブルと震えた。
 それはお母さんからのメッセージで、

 「明日の夕方、またいらっしゃい。」

 とあった。
 
 「また」

 つまり、これはお母さんからのメッセージではない。あの男からのメッセージだ。
 
 恐れていたものが、予想よりも早くやってきたのだ。 
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