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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第37章 追い詰められていく。
不倫という禁断に手を伸ばしておきながら、それを維持する甲斐性もない。
それは軽蔑に値すると私は少し溜飲を下げ、この時点では精神的に優位に立っていただろう。
だがその先の展開は私の想定の外へと広がっていった。
「贅沢な苦労だな。だが聞けない相談だ。自分の力で何とかしろ。」
「でも桜井さんだって…真知子さんに苦労をかけたくはないって、思いませんか。彼女、今はパートにも出てくれているんです。」
「なっ、なんだ!?パート!?…働いて…いるのか…」
もともと妻はお嬢様育ち、籠の鳥、でアルバイトすらしたことのない娘だった。
そして私と生活を共にするようになってからも、一度も社会に出て働いたことはない。
そんな妻が、こんな男のために未経験の世界に飛び出して金を稼いでいるというのか。
そこには幾分の、嫉妬のような感情も混じっていたかもしれない。
「…いずれにしても…もう私には関係のない話だ。相談には乗れないよ。妻の実家は資産家だ。そっちに泣きついたらどうだ。」
妻の実家が資産家なのは事実だが、さんざん苦労した上でようやく手を切った関係である。そんなことができるはずがないことを承知の上で、私は嫌味を込めてそう言った。
それは軽蔑に値すると私は少し溜飲を下げ、この時点では精神的に優位に立っていただろう。
だがその先の展開は私の想定の外へと広がっていった。
「贅沢な苦労だな。だが聞けない相談だ。自分の力で何とかしろ。」
「でも桜井さんだって…真知子さんに苦労をかけたくはないって、思いませんか。彼女、今はパートにも出てくれているんです。」
「なっ、なんだ!?パート!?…働いて…いるのか…」
もともと妻はお嬢様育ち、籠の鳥、でアルバイトすらしたことのない娘だった。
そして私と生活を共にするようになってからも、一度も社会に出て働いたことはない。
そんな妻が、こんな男のために未経験の世界に飛び出して金を稼いでいるというのか。
そこには幾分の、嫉妬のような感情も混じっていたかもしれない。
「…いずれにしても…もう私には関係のない話だ。相談には乗れないよ。妻の実家は資産家だ。そっちに泣きついたらどうだ。」
妻の実家が資産家なのは事実だが、さんざん苦労した上でようやく手を切った関係である。そんなことができるはずがないことを承知の上で、私は嫌味を込めてそう言った。