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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第37章 追い詰められていく。
私と華のことは妻が漏らしてしまったのだろうか。信じたくはないが、それ以外には考えられない。
我が家の絶対に漏れてはいけない秘密。
妻もそれはわかっていたはずだが、それを漏らしてしまうということは、この男がすでに彼女の中で娘よりも優先する存在となってしまっているということだ。
こらえきれないほどの悔しさに全身が包まれ、それでも殴りかかるどころかあからさまに怒りを表現することすらできない状況に、私は切歯扼腕するしかなかったのである。
「娘さんたちにとっても、教育上よろしくないこともあるかもしれません。今後の人生にだって影響はあるでしょう。」
反論すらできず、私はこぶしを握り締め立ち尽くしていた。
「まあこれは教師としての私のサジェッションです。さっきのは、真知子の、現パートナーとしてのお願いといいますか。」
「…お前みたいなのが教師か。」
「ええ、そうです。これでも父兄にはかなり評判が良いほうでして。自分で言うのは少々きまりが悪いですけどね。」
ついに私はスーツの胸ポケットから財布を取り出し、そこにあった万札を全て取り出して机に叩き付けた。
「ここに7万円ある。立派な恐喝だぞ。わかっているな。」
録音を意識して、はっきりそう言い切ることが、私にできるせめてもの反撃だった。
我が家の絶対に漏れてはいけない秘密。
妻もそれはわかっていたはずだが、それを漏らしてしまうということは、この男がすでに彼女の中で娘よりも優先する存在となってしまっているということだ。
こらえきれないほどの悔しさに全身が包まれ、それでも殴りかかるどころかあからさまに怒りを表現することすらできない状況に、私は切歯扼腕するしかなかったのである。
「娘さんたちにとっても、教育上よろしくないこともあるかもしれません。今後の人生にだって影響はあるでしょう。」
反論すらできず、私はこぶしを握り締め立ち尽くしていた。
「まあこれは教師としての私のサジェッションです。さっきのは、真知子の、現パートナーとしてのお願いといいますか。」
「…お前みたいなのが教師か。」
「ええ、そうです。これでも父兄にはかなり評判が良いほうでして。自分で言うのは少々きまりが悪いですけどね。」
ついに私はスーツの胸ポケットから財布を取り出し、そこにあった万札を全て取り出して机に叩き付けた。
「ここに7万円ある。立派な恐喝だぞ。わかっているな。」
録音を意識して、はっきりそう言い切ることが、私にできるせめてもの反撃だった。