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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第37章 追い詰められていく。
家族や親戚に相談してみたところで、一度は金を借りられても、
「そんなに苦しいならちゃんと奥さんと子供のところに帰って一緒に生活すればよいではないか」
とたしなめられてしまい、二度目が許される状況ではない。
極まったところで出てきた発想が、桜井家への無心だったのである。
それを最初に想像したときは、彼は全身が震えるほどの羞恥心に包まれた。
屈辱といったような感情ではない。ただただ、人として恥ずかしいとの思いである。
だが、華と彼女の父親との関係を知ったとき、彼は自分に武器が与えられたことに気付いた。
そして彼はその武器を使った妄想を軽く巡らせてみる。
「ふふふ。桜井さん、あなたねえ。娘さんと日常的にセックスしているみたいじゃあないですか。私はもう全部知っているんだ。そんなことが世間にバレたらどうなりますか?娘さんの年齢的にも条例違反だなあ。なにより近親相姦だなんて、もうこの町にも住めなくなりますねえ。」
そう言ってチラと見下すように視線をやると、真知子の夫、すなわち桜井徹は真っ青な顔になって懇願する。
「待ってくれ、それだけは、その秘密だけは…」