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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第38章 離れていく心
 「関係ないってこともないだろう。実際、お父さんが君に手を出すから、こんなことになってる。まあ彼も、そのことには触れてほしくなさそうだったところは一緒だな。」

 そこまで言ってあの男は、おっと、みたいな顔をした。

 「……え…え、えちょっと待って…どういうこと!?なんでお父さんと話してるの!?」
 「ああ、いや。学校のことで用事があっただけさ。」

 「だって…あんたが私とお父さんのこと知ってるって、お父さんは知らないんだよ!?」
 「うん、そうだったみたいだね。なんか、焦っていたよ。」

 それは、お父さんに、私と関係を持ってることを知っているぞ、と言ったってことだ。つまり。

 「……脅した…の?」
 「そんなことはないさ。…うんまあ、別れ際にちょっとだけお金貸してくれたけどね。」
 「!」

 そこで私はブチ切れてしまった。

 「このやろーーーーっ!!!」

 男の体力にはかなわないかもしれないとか、そんなことは全く考えずに、わたしは掴みかかっていた。

 「ああ、こらこらっ、やめなさい、やめなさいって。」

 あの男は最初はそんな風に薄ら笑いで余裕ぶっていたのだけれど、そんなところがさらに私の怒りに火をつけて、私はあの男の少ない髪の毛を両手でつかんだ。

 「ばかーっ!はげーーーーっ!!!」

 思いっきり両手で引っ張ると、ブチブチブチブチっとすごい音をがして、何十本もの髪の毛が抜けた。
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