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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第38章 離れていく心
[12月18日(木)] 風景:父の寝室
「お姉ちゃん、今日も遅いねえ…」
「ああ…今何しているかなんて考えたくもないけどな。」
時間は夜の7時を過ぎていた。
父と柚子がベッドに腰かけて2,30分程度の会話をするのも、ここ1週間くらいの定番となりつつある。
父から華のキスマークの件を聞いた時点では、柚子は姉に新しい恋人が出来たなどということは信じなかった。
だから、そのキスマークを自分の目でも確認してやろうと、華がシャワーを浴びるタイミングで脱衣場に押し掛けたのである。
しかし、全裸の華を目にした瞬間、柚子はそれ以上のものを見せつけられてしまう。
華の内腿に散りばめられた多数のキスマークの痕である。
首筋のそれよりも決定的なものを見てしまい、柚子の口からもはや言葉は出なかった。
さすがに友人との悪ふざけとやらで出来る痕跡ではないからだ。
そうなってみると、完全に捨てられた格好になる父が不憫で、せめて話し相手くらいにはと、柚子は父の部屋を訪れるのである。
「パパ相変わらず暗いね。それだけお姉ちゃんを愛してるってことかなあ(笑)」
冗談めかした柚子の言葉は、それはそれで正しい指摘であったが、彼の悩みはもちろんそれだけではない。