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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第38章 離れていく心
それを聞いて父は絶句し、呆然となる。
「そう…なのか…」
「うん。ちょっと残念なお知らせだったよね。」
柚子がそれを華から聞いたのは、脱衣場で無数のキスマークを華の内腿に見たときのことである。
「お姉ちゃん…うそでしょ…本当に…新しい彼氏できちゃったの?パパと別れちゃったの!?」
「ちっ、違う!違う…ようっ…ぜんっぜん違うっ!」
それは嘘をついている様子には見えない。だが、説明にもなっていない。
「だってだったら、そんなとこにキスマークつかないでしょ?」
「それでも、それでも違うの!信じてよ…」
「じゃあ何?何があったの?なんでそんなことになってるの?」
畳みかけるような柚子の言葉に、華は困ったような表情で下を向く。
「それは…柚子にも…言えないよ。」
「なにっ、それ。せっかくパパもあたしも元気になったのにさ。そんなことだと、あたしがパパとっちゃうよっ!?」
華は一瞬ハッとした表情を見せ、それから悲しげにうつむいた。
そして半ば鳴き声で叫んだ。
「そんなっ、のっ……好きに…すればいいじゃないのーーっ!」
「うそぅ…ほんとに…ほんとにそんなこと言っちゃうんだ…」
その投げやりともいえる暴言に、柚子もつられて悲しげな表情となった。