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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第38章 離れていく心

 華と柚子の間で交わされた事実はこのようなものであった。
 だから柚子が父に伝えたこととは若干ニュアンスが異なる。

 しかし柚子から伝えられた父は、それが華からの決別宣言にも思えた。

 もう本当に、終わってしまったのだろうか。
 父は放心状態のまま、股間を優しく撫で続ける柚子の手に、その身を委ねていた。 
 
 「ちょっとショックが大きかったのかな…ね?」
 「なんで…」
 「ちんちん、ちっちゃくなっちゃったよ(笑)さっきまではちょっとおっきくなってたのにね。」

 「あぁぁ…そんなとこでわかっちゃうってなぁ…」

 苦笑いしながら、父は柚子の手を持って股間から遠ざけた。

 「あれ、やっぱダメなんだ。」 
 「ああ、普通の親子はそうだろ。」

 「んんー。…そうだ、ならお風呂で背中流してあげるよ。そのくらいなら、普通でしょ。」

 それが本当に普通かどうかは定かではなかったが、父はその提案には同意した。

 「ふふっ、よし。きまり。じゃあパパは先にお風呂行って脱いでて。あたしちょっと準備してくる。」
 「えっ?…あ、ああ。わかった。」
 
 準備がなんのことだかわからないまま、父は風呂場へ向かった。

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