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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第38章 離れていく心
 股間を隠すように載せていたタオルを勢いよくはぎとると、柚子はそれを放り投げた。

 「さて、じゃあ洗ってこうかな。どこかカユいところあったら言ってね。」

 ボディスポンジを泡立てながらそう言うと、柚子も洗い場に座り込んだ。

 「こうして背中洗うの、すっごい久しぶりだねえ。ちっちゃいころはよくやったな。」

 スポンジで父の背中をこすりながら、柚子は思い出を語る。

 「そうだったなあ。まだ体が小さかったら、えらい苦労してた(笑)」
 「今はすっかり大人の身体ですからぁ。」
 「ふふ、まだまだ幼児体系だよ。お腹なんかぽっこり出ちゃって。」

 「えっ!?お腹…出てる!?」

 突然、妊娠を指摘されたのかと狼狽する柚子であったが、父はそのような意図を込めたつもりはなかった。

 「おいおぃ、冗談だって。まあ、くびれーっていうほど細い腰じゃないけどな…あ、ごめん、怒ったか?」
 「……え?ううん…そんなことないよ。」

 柚子はしげしげと自分のお腹を見つめた。まだぱっと見てわかるほどに変化はなかったが、それでもわずかにカーブが変わってきているような、そんな気がした。

 柚子は軽くお腹をさすると、とりあえず今は父を洗うのに集中しようと、そう思った。

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