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第38章 離れていく心

　シャワーでざっと泡を流すと、柚子は人差し指を伸ばして勃起したペニスの尿道口に押し付けた。そしてスっと離すと、指先と尿道口の間にはツーと糸が伸びる。

　「ほーら、糸引いてる。パパも全然反省してないんだから。」
　「反省はめちゃめちゃしたさ…ただ、体のほうはなぁ。」
　「体は正直だな、ふふふふ。…ってやつだね。」

　柚子は尿道口ににじむ汁を塗り伸ばすように、指を亀頭の先で滑らせた。

　「ぬるぬる。だね。」
　「ああ。」
　「もう、いいよね。」
　「…そう…だぬっ」

　父が言い終わらないうちに、柚子は舌を伸ばして、いま触っていたあたりをペロリと舐め上げた。

　そして、一度父の顔を見上げたあと、両手を父の膝の上に置くと、あむっ、と父の亀頭を咥える。

　「あっ…ゆっ…柚子…」
　「んむーっ？」

　「…きっ、気持ちいい…」

　「んっふふふふっ」

　柚子の口の中に納まった亀頭に、暖かい舌が絡み始めると、父のペニスは一層その硬さを増していく。

　「んはっ…パパのちんちん、久しぶり。でも今日はしっかり洗ったからいつもみたいに臭くないね。」
　「そ、それは良かった。」
　「まああたしはちょっと匂うくらいのほうが好きかもだけど（笑）」