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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第38章 離れていく心
 二人で一緒に湯船に腰を下ろすと、大量の湯が一気にあふれ出る。
 洗い場に置いてあったシャンプーやボディソープが浮き上がるようにしてパタパタ倒れた。

 「ああああ、全部倒れた…」
 「すごい勢いで溢れたもんね(笑)一人じゃこうはならないし。」

 まあいいさ、後で直せば、と私は柚子のほうに向きなおる。
 私たちは狭い湯船の中で向かい合わせに座っていた。

 「柚子…本当にお腹は大丈夫なのか?この間のことだって結局原因わかってないんだろう?」
 「え?ああ、まあそうだね。でも、今日のは違うよ。全然違う。パパのザーメンの匂いがきつすぎただけだって(笑)」

 「……」
 「溜まってたからだよ。すっごい濃かったもん。どろっどろ(笑)。まあ、私は大丈夫だから、ほんと心配しないで。」

 柚子が何を確信しているのかはわからないが、先日の入院とは関係ないと言い切る。
 心配ではあるけれど、その様子には嘘も感じられなかった。

 「調子悪くなったら、ちゃんと言えよ。」
 「わかったわかった。でもさ、こうして二人でお風呂に入るのも、ものすごく久しぶりなんじゃない?。何年ぶりかな?」

 話をそこで終わらせて、柚子は話題を変えてきた。

 「…まだ柚子が低学年だった頃だろう?5年とか6年とか…そんなじゃないかな。」
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