この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第38章 離れていく心
「けど、あんなん見ちゃったらさ、やっぱり誰かとやってるってことだよね…なんかもう何も信じらんない。」
柚子が見たあんなの、とは華の体にいくつもつけられていたというキスマークのことだろう。
「しょうがないよ。パパも対抗して早く次の人を探すしかないね。それまでは、たまにあたしがしてあげる。」
「…それは…やっぱりだめだ…今日はこうなっちゃったけど、な。」
「まだお姉ちゃんに悪いって思う?」
「…華の気持ちがどうでも、パパのほうの気持ちの整理がまだついてないんだな…」
「ちぇ…妬けるなあ。」
妬けるといっても、柚子は華のような形で私を愛することはないだろうと思える。
単純に、自分が姉の下のポジションにいることに嫉妬しているだけだ。
「じゃあさ、500円ちょうだい?」
「は?」
「お金もらえば、お駄賃もらってお手伝いする感じになるよ。これも家事の一種。」
「か、家事のわけないだろうっ。」
「じゃあ、援交。ワンコイン援交(笑)」
「ワンコ…柚子!おまえ…冗談でもそんなこと言うんじゃないっ!」
自分がそういう噂の渦中にあることをわかっていて、そんな冗談をいう柚子に、私は本気で腹が立ち、叱りつけた。
「…はぁい」