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第38章 離れていく心

　「やだ。どこ見てるの？そんなとこじっとみてたら、またちんちん上向いちゃうよ？」

　確かにそうだなと思いながら、私はタオルで柚子の体を包みこんだ。
　タオル越しに、柚子の柔らかな身体を感じ、体温が伝わってくる。

　久しぶりのその感触に、再びペニスが頭をもたげてきていた。

　それに気づかないふりをしたまま、タオルをポンポンと当てるように柚子の全身を拭いていくと、丁寧にやったつもりだったが柚子からクレームが出る。
　
　「もうちょっとちゃんと拭いてよ。脇の下とかおっぱいの下がまだ濡れたまんまだよ。」
　「う、うん…そういうとこは自分でやったほうが…」
　「そんな手抜きしないで…それとも興奮しちゃうの？ちんちんたっちゃうの？」

　ちょっとバカにしたような言い方をされ、私は少しムキになったのかもしれない。
　脇の下に手を差し込んでゴシゴシと擦るように拭いたあとは、乳房を下から揉みあげるようにして水気を吸わせた。

　「んっ…ぁんっ…なんか、エッチな触り方するぅ…」
　「自分がちゃんとやれって言ったんじゃないか。こっちもだろ？ちょっと足開け。」

　「へへ。エッチだね。」

　その言葉は無視して、私はしゃがみこむと、おまんこから尻の穴まで、しっかりとタオルで拭いていった。

　「やぁんっ…」