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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第1章 降りてきた影は解放への予兆


[7月22日] 娘のプライベート日記


 お母さんが帰ってこない。
 どうやら、あの浮気相手とどこかへ逃げてしまったみたいだ。

 いつものように、リビングでお父さんの上に腰かけていた私にお父さんは一言だけ

 「お母さん、寂しかったのかなぁ…」

 と、そう言った。

 私たちがお母さんの浮気を知っていることを、お父さんは知らないのかもしれない。
 それを隠しておこうというのなら、私も知らないフリをしてあげようと思う。

 下から見上げたお父さんの顔も寂しそうだったから、私はお父さんを抱きしめて

 「私が、いるじゃない」

 そう、耳元でささやいた。

 「うん、ありがとう」

 と、お父さんも私を抱きしめ返してきた。 
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