この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第39章 事態を収拾するには勇気が必要だ。いろんな勇気が。
タバコを吸うのは初めてじゃなかった。一度だけ、遊びでヨウコと試したことがあるのだ。
そのときはゲホゲホと咳込んで、なにがいいのかまるで分んなかったけど、今回は咳込むことはなかった。
煙を吸い込んだところで、頭が少しクラっとして、そのあとすーっと頭の中の霧が晴れるように意識が明瞭になる感じがした。
「こら!…未成年がタバコなんて止めなさい。」
「今更あんたが分別くさいこと言ったって、説得力ないのよ。」
私は無視して二口目を吸う。
頭は再びクラっとしたけど、一口目のような霧が晴れるような感じはもうほとんどなかった。
「それにしたって、体に良くない。」
ハゲは顔をしかめながら言う。すこし幻滅したのかもしれない。いい気味だ。
でも私ももう三口目はいらないと思ったから、黙ってタバコを突き返した。
「まったく…真知子クンは不良にでもなるつもりか。」
「あんたのおもちゃにされて、グレちゃうのかもね。どうよ、人の人生狂わせた気分は。」
問い詰めるように言ってみても、その表情はいつものように薄笑いの張り付いた余裕の表情だ。
「そういうつもりはないんだけどね。」
「嘘。わたしたちが壊れていくのを見て楽しんでるのはわかってる。」
「うーん。そういう部分、あるかなあ。」
腹の立つことに、完全否定もしないし取り繕う様子も見せない。
そのときはゲホゲホと咳込んで、なにがいいのかまるで分んなかったけど、今回は咳込むことはなかった。
煙を吸い込んだところで、頭が少しクラっとして、そのあとすーっと頭の中の霧が晴れるように意識が明瞭になる感じがした。
「こら!…未成年がタバコなんて止めなさい。」
「今更あんたが分別くさいこと言ったって、説得力ないのよ。」
私は無視して二口目を吸う。
頭は再びクラっとしたけど、一口目のような霧が晴れるような感じはもうほとんどなかった。
「それにしたって、体に良くない。」
ハゲは顔をしかめながら言う。すこし幻滅したのかもしれない。いい気味だ。
でも私ももう三口目はいらないと思ったから、黙ってタバコを突き返した。
「まったく…真知子クンは不良にでもなるつもりか。」
「あんたのおもちゃにされて、グレちゃうのかもね。どうよ、人の人生狂わせた気分は。」
問い詰めるように言ってみても、その表情はいつものように薄笑いの張り付いた余裕の表情だ。
「そういうつもりはないんだけどね。」
「嘘。わたしたちが壊れていくのを見て楽しんでるのはわかってる。」
「うーん。そういう部分、あるかなあ。」
腹の立つことに、完全否定もしないし取り繕う様子も見せない。