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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第39章 事態を収拾するには勇気が必要だ。いろんな勇気が。
「えっ!?」
「目標を定めろ、武器を揃えろ。それでしっかり作戦を練ってシミュレーションしろ。十分に考え抜いたら、最後は勇気をもって最初の一歩を踏み出せ。……言い方は毎度違うけど、大体いっつもそんな感じのこと言うじゃないすか。」
それは確かに、私が言い続けてきたことだった。
私の部署では新しいビジネスに切り込む機会が多く、私はいつもそんな言い方でプロジェクトを推進してきている。
「そう…確かに。」
「真実を追及するなら、望む方向性とかを勇気をもって全部捨ててから客観的に見なおせー、とか、勇気をもって始めないと何も進捗しないっ、なんてのもね。今のかちょーの参考になりますか?勇気、勇気w」
自分が口にした言葉を何度も聞かされるのは、拷問のように恥ずかしいことだ。
「茶化すな…わかったからもうやめてくれ。」
「勇気を持った最初の一歩、踏み出せてないんじゃないですか?」
「いや…それだけじゃないな……俺はもう、この件については考えることを辞めてしまっているのかもしれない。」
そこへ口をはさんできたのが篠田穂波だ。
「なに二人で熱く語ってんのよ。」
「あ、ホナミさん。いや、かちょーにね、敵がいるらしいですよ。敵。」
「目標を定めろ、武器を揃えろ。それでしっかり作戦を練ってシミュレーションしろ。十分に考え抜いたら、最後は勇気をもって最初の一歩を踏み出せ。……言い方は毎度違うけど、大体いっつもそんな感じのこと言うじゃないすか。」
それは確かに、私が言い続けてきたことだった。
私の部署では新しいビジネスに切り込む機会が多く、私はいつもそんな言い方でプロジェクトを推進してきている。
「そう…確かに。」
「真実を追及するなら、望む方向性とかを勇気をもって全部捨ててから客観的に見なおせー、とか、勇気をもって始めないと何も進捗しないっ、なんてのもね。今のかちょーの参考になりますか?勇気、勇気w」
自分が口にした言葉を何度も聞かされるのは、拷問のように恥ずかしいことだ。
「茶化すな…わかったからもうやめてくれ。」
「勇気を持った最初の一歩、踏み出せてないんじゃないですか?」
「いや…それだけじゃないな……俺はもう、この件については考えることを辞めてしまっているのかもしれない。」
そこへ口をはさんできたのが篠田穂波だ。
「なに二人で熱く語ってんのよ。」
「あ、ホナミさん。いや、かちょーにね、敵がいるらしいですよ。敵。」