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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第41章 遅れてきたクリスマス

 華はうつむいてそう答えた。しかしそれは嘘だろう。
 これだけ局部にほど近いところまで唇を寄せた男が、それだけで行為を終わらせるとは思えない。

 私の中に急速に怒りが沸き上がってきた。
 誰だ!私の娘を、恋人を、こんな目に合わせた奴は!

 「誰なんだ!華、お前を、お前をこんな目に合わせたのは!」
 「それは…」

 華が言いよどんだところで、柚子が割って入る。

 「だめだよ、パパ。それ以上聞いちゃだめだよ。パパ、それを聞いてしまったらもう許せなくって、今すぐにでも家を飛び出して行っちゃうでしょっ?」
 「当たり前だ!!誰がっ…誰が許せるものか!」
 「そしたらおおごとになっちゃうでしょ?もうこれ以上お姉ちゃんは傷つきたくないんだって。だから、そっとしておいてあげてよ。」

 「……」

 強く柚子にたしなめられて、私の怒りは少し鎮まった。

 「…しかし…このまま放っておけば、今にもっとひどいことだって…」
 「それは大丈夫なんだよ。パパ。お姉ちゃん、そいつと昨日切れることが出来たんだって。パパもおめでとうだけど、お姉ちゃんもおめでとうだったんだ。」

 柚子は急にニコニコと笑顔になって言った。そこに嘘は無いように見えた。
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