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第41章 遅れてきたクリスマス

　「んんんーーーっ！？んごっ、ぬごっ！？」
　「はあ？なんで文房具だ？」
　「お姉ちゃんはすぐ気づいたみたいだけどね。」

　そういって、わたしはいろんな色の中から黄色とピンクのクリップを選んで、お姉ちゃんの目の前でチラチラさせた。

　「あぇーっ、あぇぉーっ」
　「あっはっは。なに言ってるかわかりませーーーんっ」

　私はクリップを開くと、お姉ちゃんの乳首にそれぞれ挟んでいく。

　「んぐぁぅーーーっ！…ぅんぬぁーーぇっ！！」

　お姉ちゃんはフルフルと首を振って、たぶん痛がってた。
　
　「そのクリップはさすがに強すぎるんじゃないのか…」
　「大丈夫大丈夫。ねー？」

　同意を求めるようにお姉ちゃんのほうを見ると、ちょっと恨めしそうな目でこっちを見ていた。
　
　「これにアクセサリーぶら下げるから、弱いクリップだと取れちゃうでしょ？」
　「何をぶら下げるんだ？」

　そうねえ、といいながら私は銀色の球とサンタクロースの人形を選んだ。
　それをぶら下げると、お姉ちゃんの乳首は引っ張られて下に伸びる…という計算だったんだけど、軽すぎてそうはならなかった。

　「おもりも一緒に足せばいいんじゃないのか？」

　パパの提案は、それこそ私が沖縄でされたことそのものだった。
　まるで知ってるみたい。

　「あるの？」
　「そりゃああるさ。」

　その自慢げな言い方は意味不明だ。
　変態の持ち物っていうのは全国共通なのでしょうかねえｗ