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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第41章 遅れてきたクリスマス
 「これからイチゴも並べるんだろう?そこは当たりのイチゴってわけだ。」
 「ちょっ…当たりって……ばかぁ…」
 「ケーキがしゃべっちゃダメでしょ…てか、お父さんいつの間にかノリノリだね。」

 「当たりは大事だよ。ソーメンにも一本赤いのが入ってたりするだろう?そういうのがちょっとした幸せになるんじゃないか。」


 クリームの盛り付けは、それなりに時間がかかる。

 やがて、10本かそれ以上の缶を消費した頃には、柚子の全身は完全にクリームに埋もれた。
 表面をコテで丁寧にならし終えると、柚子は古墳のようにこんもりとした白い塊に変化していた。

 鼻と口と乳首、それに足首だけが塊から露出している。


 「さて、ここからはデコレーションだが……これが綺麗に出来るかどうかが勝負の分かれ目だ。わかっているな、華。」
 「うんお父さん。慎重に…いくわよ…」

 二人は真剣なやり取りを交わした後、スプレーを手に持ってそれぞれにクリームで模様を描いていく。

 スプレーのノズルの先は絞り袋につける口金と同じ構造をしているから、クリームを噴出させながら手を動かすだけで、比較的容易に模様を描くことが出来るのである。

 クリームで波模様の縁取りをしたあと、ポイントポイントに花を咲かせていく。特に乳房の周りには形状に沿わせてクリームの花が配置され、腹の部分あたりには、ハートの形状が描かれた。

 「素人の作業の割にはそれらしい雰囲気のケーキになったな。」

 全体へバランスよくイチゴを配置し、サンタの形をしたローソクを3つ置く。
 最後に、Merry Christmasと書かれたチョコレートのボードを立てると、クリスマスケーキは完成した。
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