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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第41章 遅れてきたクリスマス
 「さて、じゃああたしとも乾杯しよ。お父さん、その恰好はただの変態だから、もう上も脱いじゃいなよ。」

 父はそれまで着たままだったスウェットの上脱ぎ捨て、全裸となった。 

 二人は椅子を少し離れたところからベッドのほうに向けて二つ並べると、乾杯の準備に取り掛かる。

 「あ、お父さん、私もそっちのほうがいい。」
 「ええ?未成年がアルコールは…」
 「今日だけ、今日だけ。一杯だけにするから。ね。」
 「うーん…しょうがないなあ。」

 シャンパンを満たしたグラスをそれぞれ手に持つと、部屋の電気を完全に落としてから二人は椅子に並んで座った。

 真っ暗になった部屋に、ケーキに立てられたローソクの灯りがユラユラと揺らめき、妖しいムードを盛り上げる。

 部屋は静寂となり、ビーーーーーンというローターの音と、時折漏れる、あは、あは、という柚子の吐息だけが響いていた。

 「うふふ。なんかこの雰囲気、ロマンチックだねぇw…じゃぁ…」
 「うん………メリィ…」
 「クリスマス…」

 華と父はしばらく見つめあった後、カチン、とグラスを合わせた。
 もはや、ケーキとなった柚子の存在は二人の間から完全に消えたように見える。

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