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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第42章 2014 2 2015
「今月はね、お給料4万円も出たんだよ。4万円あればね、二人分の1か月の食費くらい出ちゃうんだから。こうみえても、主婦の経験長いんだからね。うふふ。」
「そうか。真知子は賢い奥さんだったんだな。」
「賢いママさんかな。可美村クン、私は今の生活が幸せなんだよ。贅沢しなくたって、二人でいられれば、私はそれでいいの。」
可美村はそれには答えなかった。
真知子は二人で居られさえすればそれでいいという。
しかし今のような経済状態では、その二人の居場所ですら維持が困難である。
家賃が払えなくなってしまえば、可美村は妻の住む家に帰るしかない。
しかしそうなれば、そこに真知子の居場所がないのは当然の帰結だ。
そんな風に無邪気なままの真知子との二人の空間がいたたまれなくなって、可美村は家を出た。
その後、本屋や喫茶店で時間をつぶし、今の時間に至ったのである。
そばを買うくらいの金にはまだ困らなかったが、年が明けたらもう本格的に何か副収入を得ることを考えねばならない。
同僚の教師からは、通信教育の採点などというバイトがあることも紹介されていた。
これまでも考えたことはあったが、いよいよそこまでしなければならないかもなと、彼は歩きながら決意を固め始めていた。
「そうか。真知子は賢い奥さんだったんだな。」
「賢いママさんかな。可美村クン、私は今の生活が幸せなんだよ。贅沢しなくたって、二人でいられれば、私はそれでいいの。」
可美村はそれには答えなかった。
真知子は二人で居られさえすればそれでいいという。
しかし今のような経済状態では、その二人の居場所ですら維持が困難である。
家賃が払えなくなってしまえば、可美村は妻の住む家に帰るしかない。
しかしそうなれば、そこに真知子の居場所がないのは当然の帰結だ。
そんな風に無邪気なままの真知子との二人の空間がいたたまれなくなって、可美村は家を出た。
その後、本屋や喫茶店で時間をつぶし、今の時間に至ったのである。
そばを買うくらいの金にはまだ困らなかったが、年が明けたらもう本格的に何か副収入を得ることを考えねばならない。
同僚の教師からは、通信教育の採点などというバイトがあることも紹介されていた。
これまでも考えたことはあったが、いよいよそこまでしなければならないかもなと、彼は歩きながら決意を固め始めていた。