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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第42章 2014 2 2015
 「寒いね…」
 
 娘は父のコートをまくると、その内側に潜りこんでくるまった。

 「ふふふ。これならあったかいや。」

 「俺は結構暑い…階段、確かここまで300段くらいあったろ。昔、華が数えてた。」
 「もうお年寄りだねwあのくらいで疲れるなんて。」

 「ぐっ…」

 「新年までまだあと30分くらいあるよ。汗引いて来たら寒くなってくるんじゃない?」
 「ここ、もろに風が吹き抜けるものなぁ。」

 娘は少し何か考える風な表情をすると、父のコートから出て拝殿のほうへ歩いて行った。

 「ね。お父さん。中入っちゃお?」

 娘は父の手を引き、拝殿へと勝手上がりこんで行こうとする。

 「やっ、華、それはちょっとまずいって!」
 「新年だし、神様も許してくれるよ。お賽銭はずんどいて。」

 「ええええーっ…あっ、こらこらこら…」

 父は慌てて華を追いかけたが、いったん戻って財布を取り出す。
 そして中を見て一瞬迷ったが、彼は1万円札を取り出して賽銭箱に放り込んだ。

 結局、だめだ、やめろと言いながら、彼も娘の後を追って拝殿に上がり込んでしまったのだ。
 
 「バチがあたらないか。」
 「あはは。今更、何言ってるのよう。お父さんがエッチなこと考えなければ大丈夫だよ。」

 父はやれやれ、といった表情で腰を下ろし、疲れた足を休ませるように床に伸ばした。



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