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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第43章 新しい形の未来が見える
 そんなことが続いていましたから、私は遅くまで可美村クンが帰ってこないことに、それほどの心配はしていませんでした。

 しかし、年が明けても彼は帰って来ず、翌朝になって携帯に電話をしても、電源が切れているというメッセージが帰ってくるという状況になって初めて、私は何かあったのではないか、と思い始めたのです。

 思えば彼と私が出会ったときのヤクザだって、この辺に住んでいる可能性がありましたから、まさかまたあの男たちにまた出会ってさらわれたのではなどとも考えてしまいます。

 そうするうちに居ても立ってもいられなくなった私は、部屋を出てあてもなく彼を探し回りました。

 帰ってきたら、今度こそ彼が笑顔でいられるようにしてあげたい。もう何も意見なんかしないで、おいしいご飯だけ準備して、彼の話だけをひたすら聞いていてあげよう。

 そんなことを考えながら、必死で探して回りました。

 例のコンビニでも何か騒ぎがなかったかなどと聞いても見ましたが、手掛かりは全くありませんでした。

 そうやって2,3時間ほどいろんな場所を探し回った末、スマホを置いてきてしまったことに気付いた私は、一旦部屋に戻ってまだ帰っていなかったら警察に電話しよう、そう決意して部屋に戻ったのです。

 しかし戻った先には、絶望しか待っていませんでした。

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