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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第43章 新しい形の未来が見える
 華は準備の終わった食事を食卓へ並べ始めた。メニューは昼に作ったカレーの残りであったから、準備にはそれほど時間がかからない。
 今日は裸で過ごす一日だからと、簡単に温め治せるメニューを柚子と相談してチョイスした結果であったが、そんなことを母に話す必要はなかった。

 「じゃあ、いただきます」
 「いただきます!」

 4人は声をそろえて手を合わせると、食事にかかった。

 「それにしても、こうして母さんも一緒にみんなで食卓を囲むのなんて、実に久しぶりだな。」
 「半年ぶりくらいかなぁ。」

 「そうね…もうそのくらいに…なるわね…ごめんなさい…」

 真知子が口を開くと、どうしても空気が重くなってしまう。
 そんな空気を払拭しようと、父は思い切って少し毒づいてみることにした。

 「ま、まあでも、思ったより元気そうでよかった。ていうか、さっきから思ってたんだけど、おまえちょっと太ったんじゃないのか?お腹でてるぞ。はははは。」

 もう、やだ、ひどいこといわないでよお父さん!

 といったような切り返しを期待した父であったが、意に反して真知子の動きは止まり、再びうつむいてしまう。
 冗談めかしたつもりでも乙女心を傷つけてしまったのか、それは彼の完全な計算違いであった。
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