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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第43章 新しい形の未来が見える
「で、お母さんも産むんだから、いつかその子もこの家の一員になるわけよね。」
父はそこまで考えもしなかったが、このまま華が言うように4人で暮らし続ければ、それは遠からず現実となる。
あの男の子供が、家族の一員に…
それを果たして自分は受け入れることができるだろうか。
父の手は止まり、シャーと水の流れ出る音だけが響いた。
「お父さん、水もったいないよ。……で、だからもう、お母さんとお父さんとは夫婦には戻れない。そうなるでしょ?」
「そう…そうなるわね…」
第4ラウンドは華の独演会の様相を呈してきている。もはや母は華の言葉に異を唱える気にもなれなかった。
指輪を見せつけるようにいじりながら華は歩き、背を向けている父の脇に立った。
「お父さんのね、お嫁さんは…この通り私になったの。だからお母さんはこの家の居候ってことに、これからはなるの。」
「い、居候…」
「お姉ちゃん、なにもそこまで言わなくてもいいじゃん」
「そうだ華…ちょっと言い過ぎd…」
「これだけははっきりさせておかないといけないの!あんたにもだよ!柚子!!」
華が大きな声を出し、部屋の空気はピンと張り詰めていく。