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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第44章 エピローグ ~ ハッピーエンド?

2週間前、この話を私が聞かされたとき、この人たちは正気なのかって思った。
その時のことは日記の………いや、どこにも書いていないけれど。
「柚子とお父さんと相談して、決めたの。」
というのが、お母さんの第1声だった。
「ちょっと急なんだけど、これを逃すともう半年くらいはいい場所が取れないのよ。」
いきなり結婚式をやるのだと言われたって、信じることができるわけない。
「披露宴もなしでね、本当に式だけだったら、空いてる時間があるって、言ってくれたのよ。」
「いやいやいや、そういうことじゃなくってね…お父さんと結婚とかって、できるわけないじゃん…」
「そりゃあ、法律の上では結婚なんて出来ないわよ。けど、式をやるくらいの自由はこの国にはあるんだから。」
「それにしたって…ねえ…」
救いを求めるようにお父さんのほうを見ると、お父さんも照れくさそうに下を向いてしまった。
「もう観念なさいな。」
「な、なんでみんなそんな…からかってるんでしょう?」
「からかってなんかないよ、お姉ちゃん。真面目にみんなで考えたんだって。」
「なんで…私は、部屋だけ変えてくれればいいって言ったのに。」
「けど、お姉ちゃんやっぱりモヤモヤしてるじゃん。なんで、って言っても、きっと自分でもわからないんだよ。で、ママと話してて、やっぱりなんか儀式が必要なんだって結論になったわけ。」
その時のことは日記の………いや、どこにも書いていないけれど。
「柚子とお父さんと相談して、決めたの。」
というのが、お母さんの第1声だった。
「ちょっと急なんだけど、これを逃すともう半年くらいはいい場所が取れないのよ。」
いきなり結婚式をやるのだと言われたって、信じることができるわけない。
「披露宴もなしでね、本当に式だけだったら、空いてる時間があるって、言ってくれたのよ。」
「いやいやいや、そういうことじゃなくってね…お父さんと結婚とかって、できるわけないじゃん…」
「そりゃあ、法律の上では結婚なんて出来ないわよ。けど、式をやるくらいの自由はこの国にはあるんだから。」
「それにしたって…ねえ…」
救いを求めるようにお父さんのほうを見ると、お父さんも照れくさそうに下を向いてしまった。
「もう観念なさいな。」
「な、なんでみんなそんな…からかってるんでしょう?」
「からかってなんかないよ、お姉ちゃん。真面目にみんなで考えたんだって。」
「なんで…私は、部屋だけ変えてくれればいいって言ったのに。」
「けど、お姉ちゃんやっぱりモヤモヤしてるじゃん。なんで、って言っても、きっと自分でもわからないんだよ。で、ママと話してて、やっぱりなんか儀式が必要なんだって結論になったわけ。」

