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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第44章 エピローグ ~ ハッピーエンド?

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白いバージンロードの向こうには、タキシード姿のお父さんが立っている。
お客さんは柚子だけだったけど、オルガンの音をバックにパチパチと拍手をしてくれていた。
「いくわよ。」
「うん。」
私とお母さんは腕を組んで、片足を出しては反対の足を添えるという難しい歩き方で少しづつ前に進んだ。
散々練習したのに、やっぱり何度も裾を踏みそうになる。
それでもゆっくりと距離は縮まっていき…やがて、私たちはお父さんの前までたどり着いた。
「じゃあ、華をよろしくね。」
お父さんはお母さんをしっかり見つめた後、
「…ああ。」
と言って深く頷いた。一瞬、お母さんが悲しそうな表情をしたように見えたけれど、すぐにお母さんはニッコリと笑って、そして私をお父さんに引き渡した。
「華…」
「うん…」
二人で祭壇の前に歩くと、牧師様が私たち二人の顔を順に見つめた。
私たちが親子であることは、牧師さんにも式場の人たちにも話していない。
ある意味、私たちは神様を騙しているのかなぁって思うと、私は目を伏せて牧師様の視線を避けてしまった。
賛美歌が流れ、音痴な柚子の歌も聞こえる。
あの子がこんな音痴だなんて、初めて知ったな…誘ってもカラオケに行こうとしないのはこういうわけだったのね、と私は思わず口元が緩んでしまう。
けどそんなことで、私の緊張はほぐれて、体の震えは止まった。
白いバージンロードの向こうには、タキシード姿のお父さんが立っている。
お客さんは柚子だけだったけど、オルガンの音をバックにパチパチと拍手をしてくれていた。
「いくわよ。」
「うん。」
私とお母さんは腕を組んで、片足を出しては反対の足を添えるという難しい歩き方で少しづつ前に進んだ。
散々練習したのに、やっぱり何度も裾を踏みそうになる。
それでもゆっくりと距離は縮まっていき…やがて、私たちはお父さんの前までたどり着いた。
「じゃあ、華をよろしくね。」
お父さんはお母さんをしっかり見つめた後、
「…ああ。」
と言って深く頷いた。一瞬、お母さんが悲しそうな表情をしたように見えたけれど、すぐにお母さんはニッコリと笑って、そして私をお父さんに引き渡した。
「華…」
「うん…」
二人で祭壇の前に歩くと、牧師様が私たち二人の顔を順に見つめた。
私たちが親子であることは、牧師さんにも式場の人たちにも話していない。
ある意味、私たちは神様を騙しているのかなぁって思うと、私は目を伏せて牧師様の視線を避けてしまった。
賛美歌が流れ、音痴な柚子の歌も聞こえる。
あの子がこんな音痴だなんて、初めて知ったな…誘ってもカラオケに行こうとしないのはこういうわけだったのね、と私は思わず口元が緩んでしまう。
けどそんなことで、私の緊張はほぐれて、体の震えは止まった。

