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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第44章 エピローグ ~ ハッピーエンド?

 命の続くかぎり、妻に対して堅く節操を守ることを約束しますか?

 牧師さんのそんな問いかけに、

 「はい、誓います」

 と、真面目な顔でお父さんは答えていた。
 そして私も、「堅く節操を守ること」を誓った。


 誓いのしるしは、指輪となって私たちを拘束する。


 いつもつけている指輪が、きれいな箱に刺さってお父さんの手の中にあった。

 新しいのを買おう、とお父さんには言われたのだけれど、私にとって誓いのしるしはこの指輪以外にはあり得ない。
 わざわざ新しいのを準備する理由なんてなかった。


 だから私たちは、日記の1080ページあたりに書いてある、あの日指輪を買ったお店に行って、ペアになるお父さんの指輪だけを買ったのだ。


 一度は店員さんの前でバイブで弄ばれながら嵌められた指輪。
 それを、十字架の前で、真剣な表情で私の指に嵌めていくお父さん。
 ここは笑ってしまうかもしれないって構えていた場面だったけど、不思議とそんな気分にはならなくって、むしろ感動してしまう。

 そして逆にお父さんの指に指輪を嵌めていくときには、私はジュンと股間が濡れてくるのを感じた。


 指輪を嵌めたところでベール越しにニコッと笑うと、お父さんの顔ははちょっと気まずそうに見えた。

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