この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第44章 エピローグ ~ ハッピーエンド?

突然オルガンの音が響き、また讃美歌が流れ始める。
牧師様に促されるように、お父さんの腕が私の顔の脇に伸びてきて…そして顔の前に垂らされていたベールが、その手で引き上げられていった。
その両手は今まで何度も私の服をはぎ取ってきた両手で、今は丸裸にされてしまっても恥ずかしいなんて思うこともなくなっている。
なのにその両手で顔がゆっくりとあらわにされていくと、初めて裸を見られるみたいに顔が熱く火照っていくのがわかった。
私が耳の先まで赤くなったところで、牧師様が。
「ソレデーワ、誓いの、キスを」
お父さんの手が軽く背中に回って、私は顔を上げた。
そして目を閉じ、近づいてくる顔を感じながらその瞬間を待つ。
…私は油断していた。
そもそもこの結婚式の話があったとき、お父さんはまた何か仕掛けてくるんじゃないかって思ってた。
「華、バイブを入れたままバージンロードを歩くんだ。お父さんがリモコンを持っててやる。」
そんなことを、言い出しかねないお父さんだ。
だけど、今日この瞬間まで、式は普通に進んで、何事もなく佳境になった。
だからもう、私はすっかり油断していた。

