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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第44章 エピローグ ~ ハッピーエンド?

「ねえ…こんなのサインしちゃって大丈夫なの?(笑)」
私は小声でお父さんに言う。
「あ、ああ。任せろ。」
「ほんとっかなぁ…」
結婚証明書、って言うらしい。
こんなのあるなんて知らなかったけど、これは今回、お母さんと柚子の手作りだっていう。今日この瞬間まで、私たちはその文面を見せてはもらっていなかった。
~
結婚誓約書
私たちは、出席された方々を証人とし、
夫婦としての約束を交わします。
喧嘩もしません、意地悪もしません、みんなと仲良く、進んでします。
もちろん浮気もしません。
そしてできるだけ早く、互いの愛の証を二人の間にもうけることを
ここに誓約します。
~
「これさ、式場の人たちに見せたのかしら?」
「どうだろう…見せたら怒られそうだよな?」
「そうだね…フフフ。今晩から早速頑張らないとね。」
「ちょっと…神様の前だぞ。」
「あんたが言うなあ(笑)」
こそこそと小声で会話しながら、私たちがサインをし終えると、お母さんと柚子も、立会人として一緒にサインをしてくれた。
その様子を見届けたところで、牧師様は証明書を取り上げると、高く掲げる。
「ホンジツー、ここに。トオル、さんとハナ、さんの、結婚ガ、セイリツシ、マシタ。」
拍手が響いた。
お母さんと、柚子と、牧師様と、そしてこの式を支えてくれている式場の人たち。
数は少ないけれど、暖かい拍手に包まれて。
私とお父さんは結婚した。

