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第44章 エピローグ　～　ハッピーエンド？

　「やめるわけ、ないよねぇ…」
　
　華に言われ、それには答えず、また父はゆるりと腰に動きをつける。

　「ぁっ…ぁはっ…ぅううっ…ふっ…うぅふっ…はふっ…」

　我慢しながらも、吐息は徐々に大きなものへ変化し始めていた。

　「お姉ちゃん、ママは耳塞いでるから、声出しても大丈夫だよ（笑）」

　耳に手を当てただけのことがどの程度の効果を持つのか。わかりはしないが、柚子は無責任にそう言った。
　
　「うっ…そっ、そうなっ…のぁっ…あっ…っはぁっ…はっ…ふっぁ…」
　「ほらほら、いつものお姉ちゃんらしくなってきたぁ。」

　「そうなのっ！？いつもこんななのっ！？」
　「ママ、聞こえてんじゃん…もっとちゃんと塞がないと。」

　ひー、と言いながら真知子は耳を塞ぎなおした。

　「ぁあっ…ぁっ、やっ…ぁ…ぁだめっ…やぁっ…はっ……んっ！…っ…あっ！」
　「イキそうなのかっ…」

　「おっ…とうさんもっ…でしょっ…」
　「ああ…ちょっと溜めすぎたかなっ…もう出ちゃいそうだ…」

　いつもほどではないにせよ、いつの間にか父の腰はペニスが膣をこすりあげるほどには大きく上下に動いている。

　「ぁ…ぁっ…ぃく…んーっ！…んっ！」
　「うっ…くっ」

　二人は声を押し殺したまま、できるだけ静かにその時を迎えた。