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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第45章 エピローグ ~ ハッピーエンド?(2)


[3月1日](日) 父の告白日記


 灯りを落とした寝室でも、そこが暗闇になることはなかった。
 壁一面が窓になったようなこの部屋では、月明かりだけで仄暗い明るさを保っていたのだ。

 月の光に照らされて、柚子と真知子はバスローブをはだけていった。
 それは何かのショーでも見ているかのように、妖しい色気に包まれている。

 二人の妊婦は青い光の下に、ゆるりと裸体を晒してゆく。
 次第にあらわになっていく膨れた腹が、輝くように美しいと思えると同時に、そこからは猥雑な光が放たれているようにも見える。

 二人はその腹を、誇らしげに抱えてみせた。 


 すでに全裸になっている華が二人に近づいてゆき、真知子の身体に触れる。

 「あん…そんなに触らないで…恥ずかしいじゃないの…」

 しかし真知子はそれをたしなめることもなく、少し恥ずかしそうにして見せただけであった。


 バスローブで食卓に着いた時点で、こうなることはもうわかっていたような気がする。
 真知子もほろ酔い状態となり、私は彼女よりもう少し酔いが回っていた。

 華と柚子には酒を与えることはしなかったが、淫靡に醸成された空気に酔わされているのか、彼女たちも澱んだ眼差しを湛えている。

 「ねえ…お母さんの身体、きれいねえ。お父さんも、そう思うでしょ?」
 「ああ…もちろんだけれど…華の身体も綺麗だ。」

 「ちょっとー。私もいますよー?」

 柚子が割って入るように、私の前に立った。

 
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