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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第45章 エピローグ ~ ハッピーエンド?(2)
 女たちは至極まじめな顔でそんな会話をし、そして最初に唇を合わせてきたのは華である。
 私は3つのチョコのうちの一つを舌先に乗せ、華の口の中に舌を押し込む。

 「んむっ」
 
 そして次は柚子の口が重なる。柚子は自ら舌を伸ばしてきて、私の中からチョコをさらっていった。

 「じゃ、じゃああたしのはもう決まりよね。」
 「あめあよ。ちゃんともあって。」

 私と真知子は娘たちの顔を伺いつつ、少し躊躇しながら顔を近づけてゆく。
 
 そして私は意を決すると真知子の頭に手を回し、その唇を吸った。

 真知子が帰って来てから一度、こっそりと軽いキスをしたことはあったが、このようにしっかりと唇を合わせて吸いあうのはもう数年ぶりのことである。


 軽く、真知子の身体が震えたような気がした。

 口づけは数秒にわたる少々長いものだったが、娘たちは口出しすることなく、私たちの様子を見守っている。
  
 ちゅる、とチョコは自然に真知子の中へ移っていき、チョコの受け渡しは終わった。
 3人は立ち上がると、口の中のチョコを意識しながら、互いに見つめ合った。
 そして。

 「じゃあ、いくよ。」

 と、女たちは手のひらに同時にチョコを吐き出す。



 運命の神様は、いま最も不倖せな女を選んだのか。
 ピンクのチョコは、真知子の口から出てきたのであった。

  
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