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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第47章 エピローグ2 ~ ・・・いや、バッドエンド?
 言われなくても、まだ私はここから動くことなんてできなかった。

 「ありがと。じゃあもうちょっと寝るから…洗い物お願い…」
 「ああ、大丈夫だ。任せておけ。」

 その言葉を聞くと、体が脱力していく。
 私はまた食卓に突っ伏して、お父さんの音に耳を澄ませた。

 シャァー、カチャカチャ、シャァー、カチャカチャ
 
 それがまるで子守歌のようで。

 そんな安心感に包まれると、しかめっ面だった私の顔もやんわりと緩んでいくのがわかった。

 でもせっかくのお父さんとの時間なんだからと、私は寝落ちてしまわないように、頑張って意識を保っていた。

 「…この何日か、どこで何してたの?」
 「ずっと華のことを見てたさ。ちゃんと式を出せるのかなあって、心配だったしな。」

 「ふふふ。失礼しちゃうね。…でもちゃんと出来てたでしょ?」
 「ああ、立派だったよ。涙一つ流さず、立派に全部こなせていた。」


 そこで会話は途切れて、私はお父さんの音にだけ耳を傾けていた。

 しばらくそうしているうちに、私は睡魔に勝てなくなり、一瞬、浅い睡眠に落ちる。
 すぐに目が覚めて、またお父さんの音に耳を傾けたけれど。

 あれ。

 シャァァァー
 
 ん?

 シャァー

 水の流れる音だけで、カチャカチャという音がしない。
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