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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第49章 Last digest: 章別あらすじまとめ5
第47章 エピローグ ~ ・・・いや、バッドエンド? [いつかの、どこか]
▼華は自宅の食卓で突然目覚めた。その楽しかった一日は、ずっと昔の、懐かしい記憶をたどった夢だったのだ。今や、華はこの家の中にたった一人の存在となっていたのである。▼父の葬式を終え疲れ果てた華は、残暑の熱がこもる家の中でグッタリと伏せっていた。夢から覚めた悲しさに包まれ、体は重く動かない。▼そんな中、突然台所の洗い場から水の流れる音が聞こえてくる。それは皿の触れ合う音も伴い、懐かしい父の存在を感じさせる音である。▼華が顔を上げると、そこには、つい先日その人生を終えたはずの父が立っていた。幽霊となってその場にたたずむ父の姿に、華は微塵の疑いも持たない。▼そして、華が元気になるまで一緒にいるという父の言葉を信じ、華は久しぶりの暖かな気持ちに包まれた。そのことは華の気を弛緩させ、一度は目覚めた華を再び睡魔の虜とする。▼華が油断したその時を突くように、音が変わり、父は消え去っていた。綺麗に片づけられた洗い場を前に、華は声をあげて泣き崩れたのであった。