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第50章 ==　あとがき　==

・男のキャラはただのチンコです

　エロ小説にとって、男のキャラの個性は重要ではありません。
　というか、むしろ邪魔です。

　特に、長く動かすキャラは容姿とかはあまり描写しないほうがいいんです。
　そうでないと、ヌキにくいんですね。

　AVなどで男優の顔があまり映らなかったり、モザイクがかかってたりするのも近しい理由じゃないかと思います。

　別に登場人物に自分を重ねるということではないのですが、ビジュアルが邪魔をするのです。

　＃ 女性の場合どうなのかは、わかりませんが。


　要は、かわいく女の子を喘がせるための道具、チンコ１００％です。

　一方、だからと言って全くしゃべらないキャラ、読者が主人公です、みたいなのもまたちょっとヌキづらいです。
　１人称視点のAVとかもあったりしますが、あまりメジャーにはなってませんね。

　適度に、エロい言葉であおったり、女性を辱めるような言葉を吐いたりという動きは必要で、あまりしゃべりすぎても邪魔ですが、無口すぎても困るのです。この辺はバランスが難しいですが。

　そんなわけで、主役級の男子である父にはほとんど性格らしい性格を与えていません。
　会社の場面などを書くこともあるかな、と思い、職種や年齢は自分に近いところに設定しましたが、自分の投影などはほとんどありません。
　ただひたすらに状況に流されるように、スキあらばチンコ突っ込もうとするように、と動かしてきました。

　しかし、長くストーリーを続けていくと、それでもなんとなくキャラが出来てきてしまいます。
　シチュエーションに合わせて必要な心理描写を加えていくからです。

　そこは逆らわず、流れにそって少しづつ肉付けしていった感じでした。


　対して、可美村星矢など、シチュエーションに合わせて登場させた人物は、比較的最初に固めてから書き始めていました。
　シチュエーションを成立させるために登場させているため、その行動に合わせた人物像である必要があるからです。

　長くは付き合わない前提なので、少し深く書いてしまっても邪魔にはならないだろう、というわけです。


　基本はチンコとして登場する男たちですが、そんな形で性格づけがされていました。