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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第50章 == あとがき ==
・作者と読者の間の暗黙の契約
作者と読者の間には、なにも宣言しなくても暗黙の契約みたいなものができます。
なんというか、ジャンルのようなものです。
わかりやすい例だと、密室殺人の謎を解いていくようなミステリーで、犯人は超能力者でしたとか、幽霊でしたなんてオチにしたら、それはもう契約違反ですね。
もう少し微妙な線だと、このお話の中に突如として名探偵やヒーローキャラが出てきても、やっぱりおかしなことになると思います。
可美村の登場シーンあたりがギリギリの線かなと思ってます。
まあ、そんなわけで今回、レビューの中でいくつかコメントを頂いた、「あんなことで妊娠するなんておかしい」という件は、つまりいつの間にか私と読者の間にそういう関係性ができていたことを示します。
これはとてもありがたいことです。それだけ、世界観を共有するところまでちゃんと読んできてくれていたということだからですね。
最初っからなんでもありの展開だったら、そういうコメントはつかないわけで、リアリティ重視の世界観を共有していたはずのところで、少し現実味の薄いシチュエーションが登場した、そこに読者の方がストレス・違和感を感じた。そういうことになるわけです。
有名どころの事例では、ホラーだと思っていたらいつの間にかSFになってしまう、リングのシリーズがありますね。
あそこまでやるとさすがに読者に対する挑戦に近いものがあります。
結果、ループは映像化されてません。
作者と読者の間には、なにも宣言しなくても暗黙の契約みたいなものができます。
なんというか、ジャンルのようなものです。
わかりやすい例だと、密室殺人の謎を解いていくようなミステリーで、犯人は超能力者でしたとか、幽霊でしたなんてオチにしたら、それはもう契約違反ですね。
もう少し微妙な線だと、このお話の中に突如として名探偵やヒーローキャラが出てきても、やっぱりおかしなことになると思います。
可美村の登場シーンあたりがギリギリの線かなと思ってます。
まあ、そんなわけで今回、レビューの中でいくつかコメントを頂いた、「あんなことで妊娠するなんておかしい」という件は、つまりいつの間にか私と読者の間にそういう関係性ができていたことを示します。
これはとてもありがたいことです。それだけ、世界観を共有するところまでちゃんと読んできてくれていたということだからですね。
最初っからなんでもありの展開だったら、そういうコメントはつかないわけで、リアリティ重視の世界観を共有していたはずのところで、少し現実味の薄いシチュエーションが登場した、そこに読者の方がストレス・違和感を感じた。そういうことになるわけです。
有名どころの事例では、ホラーだと思っていたらいつの間にかSFになってしまう、リングのシリーズがありますね。
あそこまでやるとさすがに読者に対する挑戦に近いものがあります。
結果、ループは映像化されてません。