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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第51章 【番外編】 中学生妊婦の憂鬱 (1)
・職員会議 - 清風学園・職員室
「あの、昨日の保護者会ですが、また例の桜井柚子の件で紛糾してしまいました。」
そう報告しているのは、いま柚子のクラスを担任する中年の女性教諭である。
彼女は可美村星矢の事故死以降、柚子のクラスを担任している。
ただでさえ難しい境遇のクラスを受け持たされたというのに、それからほどなくして新たな火種を抱え込み、彼女も精神的に追い詰められているかのような憔悴した表情だ。
「風間さんのお母様がそれはもう激しい剣幕で憤られていまして。」
「これまでは出てこなかったのにな。突然どうしたんだ?」
「最近までご存じなかったようで。」
「けど今回は当事者の桜井さんの父親も同席されていたんですよね?」
「そうなんですけど、一言も。弁解の一つでもしてくれたら、矛先がそっちに向いてくれるのに…」
「風間さんのところの意見は無視できないでしょう。あそこの寄付金は相当額に上りますよ?」
風間美羽の父親は、世間にも名の通った大企業の取締役を務めており、その収入も通常の家庭の数倍に上る。
そのステータス、その寄付金は、清風学園ような私立学校にとっては無視できるはずのない存在であった。
「あの、昨日の保護者会ですが、また例の桜井柚子の件で紛糾してしまいました。」
そう報告しているのは、いま柚子のクラスを担任する中年の女性教諭である。
彼女は可美村星矢の事故死以降、柚子のクラスを担任している。
ただでさえ難しい境遇のクラスを受け持たされたというのに、それからほどなくして新たな火種を抱え込み、彼女も精神的に追い詰められているかのような憔悴した表情だ。
「風間さんのお母様がそれはもう激しい剣幕で憤られていまして。」
「これまでは出てこなかったのにな。突然どうしたんだ?」
「最近までご存じなかったようで。」
「けど今回は当事者の桜井さんの父親も同席されていたんですよね?」
「そうなんですけど、一言も。弁解の一つでもしてくれたら、矛先がそっちに向いてくれるのに…」
「風間さんのところの意見は無視できないでしょう。あそこの寄付金は相当額に上りますよ?」
風間美羽の父親は、世間にも名の通った大企業の取締役を務めており、その収入も通常の家庭の数倍に上る。
そのステータス、その寄付金は、清風学園ような私立学校にとっては無視できるはずのない存在であった。